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「価値がない」と思っていた過去の自分へ
「発信したいけど、自分には語れることなんてない」
「これといったスキルも実績もないし…」
「価値がある人って、もっとすごい人たちのことでしょ?」
正直、僕自身もそう思っていた時期がありました。
SNSやYouTubeで目立つ人たちを見ては、自分との“差”ばかりに目がいって、 「自分なんて…」が口癖になっていたんです。
でも、Hormoziの言葉に出会って、視点が180度変わりました。
彼は、こう言いました。
「自分が乗り越えてきた問題こそが、誰かのためになる“価値”なんだ」
そして、「どんな人でも、価値を生み出せる」と断言していたんです。
Unique Value Zone(UVZ)とは?
Hormoziは「Unique Value Zone(UVZ)」という概念を使って、 **“誰にでもある価値の見つけ方”**を説明しています。
UVZとは、簡単に言えば:
「あなた自身の経験 × 他人が本当に悩んでいること」
この2つが重なる“ピンポイントな領域”のことです。
たとえば「ダイエット」を例に出すと、
層 | 内容 | 例 |
---|---|---|
Layer 1 | 市場 | 健康・フィットネス |
Layer 2 | ニッチ | 女性向けダイエット |
Layer 3 | UVZ | 産後のママが、時短で無理なく体型を戻す方法 |
この一番下のLayer 3、つまり“自分の経験と相手のリアルな悩みが交わるゾーン”こそが、 「あなたにしか語れない価値」=UVZなんです。
UVZを見つけるための4つの質問
Hormoziは、自分のUVZを見つけるための問いとして、次の4つを紹介しています:
- あなたが、乗り越えてきた問題は何ですか?
- 他人が苦手なのに、自分は自然にできることは?
- 人から「それ、どうやってるの?」と聞かれたことは?
- 気づけば没頭してること、話したくなることは?
僕もこれらの質問に沿って、いろんな過去を振り返ってみました。
たとえば:
- 肌荒れを改善しようと、スキンケアを本気で調べ尽くしたこと
- 営業でアポが全然取れず、独自の「一言」を編み出したこと
- 筋トレを習慣化してから、日々のリズムが整ってきたこと
どれも「大したことじゃない」と思っていたけど、 周りの人に話すと「それ、知りたい」と言ってもらえることも多かった。
自分にとっての“当たり前”は、誰かにとっての“解決策”なのかもしれない。
「価値」は、後ろを振り返ることで見えてくる
僕たちはつい、「これから何をすればいいか?」ばかり考えてしまいます。
でもHormoziは、むしろこう言っています。
「価値は、これまでの人生の中にすでに埋まっている」
未来に向かって探すのではなく、
過去の自分を見つめ直すことが、最短で価値を見つける方法なのだと。
そして、それは別に“すごい体験”じゃなくていい。
「悩んで、乗り越えたこと」──ただそれだけで、誰かの助けになるんです。
実践ワーク|「自分の価値」を見つける3ステップ
実際に僕自身がやってみて効果があった、シンプルなワークを共有します。
✍️ ステップ①:過去の「悩み・課題」を10個書き出す
- どんな小さなことでもOK(例:人前で話すのが苦手だった)
- プライベートでも仕事でも可
🔍 ステップ②:「乗り越えた経験」に○をつける
- 完璧にじゃなくていい。「少し前よりマシになった」で十分
- その時の行動や工夫、きっかけなどもメモするとなお良し
💡 ステップ③:「今それで悩んでいる人」を1人イメージする
- 実在する知人でも、想像上の誰かでもOK
- 「その人に話すとしたら、どんな言葉をかけるか?」を書いてみる
まとめ|“自分だけの価値”は、必ずどこかにある
- 他人から見たら地味でもいい
- たった1つの経験でもいい
- 成功じゃなくて、苦しかったことでもいい
「今の自分に“何があるか”ではなく、
“どこを乗り越えてきたか”が、価値になる。」
Hormoziは、それを「Unique Value Zone」と呼び、 誰もがそこに立てると言い切りました。
「人は情報を買うんじゃない。
自分が変われそうだという“希望”を買うんだ」
自分の体験が、誰かの背中をそっと押す。
その力を、信じてみませんか?
次回は、第3話「信頼を勝ち取る実践編」へ。
あなたの価値を、“選ばれるオファー”に変える方法をお届けします。