現代の賢人たち

Alex Hormozi式「勝ち続ける人の条件」―量をこなす者が勝ち、やめない者が残る―

やる気が切れたあとに、勝負が始まる

“The work begins when your motivation ends.”

モチベーションなんて、長くは続かない。
最初の3日間は誰だって燃えている。

新しい習慣、新しい挑戦、新しい自分――
でも4日目、5日目にやってくる“あの冷めた朝”で、
ほとんどの人が静かに脱落していく。

「やっぱり自分には向いてなかったのかもしれない」
「才能がある人だけがうまくいくんだ」
そんな言葉で、自分を納得させてしまう。

だけど、ホルモジは違う。
彼は言う――

「やる気が終わった瞬間から、ようやく本当の勝負が始まる」

成功とは、情熱の瞬間的な爆発ではなく、
情熱が消えたあとに、手を動かせる力だ。

モチベーションの火が消えたあとの沈黙の時間。
その“間”こそ、人生を分ける分岐点になる。
ほとんどの人が諦める場所で、
もう一度、立ち上がれるか。

やる気を保つことよりも、
やる気がなくても進める仕組みを持つこと。
それが、勝者と凡人を分ける最初の分水嶺だ。

この動画は「痛みを受け入れる力」と「続ける覚悟」を語るホルモジの原点。
現実の厳しさを真正面から突きつけながら、“まだ続けろ”と静かに火を灯す。

“More”──量の暴力で限界を突破せよ

“Quantity has a quality unto itself.”
― Napoleon(ナポレオン)

成功者に共通する秘密を一言で言えば、「とにかく量」だ。
アイデアでもセンスでもなく、
「やった回数」こそが、最強の才能になる。

アレックス・ホルモジは言う。

“If you don’t know what to do next, just do more.”

わからなくても、動く。
止まるよりも、回数を重ねる。
それだけで、世界の景色は変わっていく。

彼は自著『$100M Offers』の発売時、
わずか6週間で2000本の広告を打ち出した。
数にすればただの「2000」かもしれない。
でも、それは常人には想像できない“狂気の量”だ。

ホルモジは言う。

“Quantity creates quality.”
― 量の中でしか、質は生まれない。

効率を求める人ほど、伸びない。
「どうすれば最短で成果を出せるか」と考える人は、
最初から“痛み”を避けようとしている。

けれど本当に強い人は、こう考える。

「どうすればもっと狂えるか」

彼らはスピードよりも、持続する熱量を選ぶ。
100本の動画を出しても、1本も当たらないかもしれない。
それでも、101本目を作る。
やり切った者だけが、“量の壁”の向こう側を見られる。

“More”とは努力量の話ではない。
それは、自分の限界を更新し続ける意思のことだ。
「もう無理だ」と思った瞬間こそ、伸びるタイミング。
限界は、いつだって「思い込み」が作っている。

ホルモジが“MORE”の本質を語る。

「2000本の広告」「圧倒的行動量」――
常識を超えた“量の美学”が、映像から伝わってくる。

最適化ではなく、最大化で生きろ

“Optimizers ask how to get more from less. Maximizers ask how to get more, period.”
― Alex Hormozi

“どうすれば効率よく生きられるか?”
多くの人が抱えるこの問いは、一見賢そうに聞こえる。
でも、ホルモジに言わせればそれは「痛みを避ける言い訳」にすぎない。

効率化とは、「最小の努力で最大の成果を出すこと」。
しかし、成功とはその逆――
「最大の努力で、最大の結果を出すこと」だ。

ホルモジは「オプティマイザー(効率化人間)」と「マキシマイザー(最大化人間)」をこう分ける。

  • オプティマイザー:少ない労力で得たい人。

  • マキシマイザー:得られる限り、すべてを取りに行く人。

前者は「疲れない人生」を探す。
後者は「燃え尽きるまで生きる」。

どちらが結果を出すか――答えは明白だ。

努力は、裏切ることもある。
でも、“中途半端な努力”ほど無駄なものはない。

100本のうち99本が失敗でもいい。
残りの1本が当たれば、すべてを覆す。

成功とは、「失敗率を気にせずに打ち続けた数の多さ」で決まる。
つまり、「どれだけ挑戦したか」が“量的偏差値”になる。

だからホルモジは言う。

“Diminishing returns are still returns.”
― 減少するリターンでも、まだリターンだ。

他人が「もう意味ない」と感じる頃、
本当の勝負が始まる。

99回の空振りを笑われてもいい。
1本のフルスイングが、人生を変える。

“効率よくやる”ことをやめた瞬間、
人はようやく“本気で生きる”ことができる。

痛みを愛せ。成長はいつも不快の中にある

“Growth comes from the deficiency between your current and desired.”
― Alex Hormozi

成長は、いつも“痛み”という代償と引き換えにしか手に入らない。
足りない自分、結果の出ない現実、他人との差。
そのすべてが、心の奥をじわじわと刺してくる。

でも――それこそが「成長の証」だ。

ホルモジは言う。

「痛みは、変化を求めているサインだ。」

“今のままでは足りない”という現実と向き合うこと。
それが、最初の一歩になる。

人は誰しも、自分のダイスを持っている。

ある人は20面体、ある人は200面体。
どれだけ面が多くても、振り続ければ必ず“グリーン(成功)”が出る。

けれど、ほとんどの人は“レッド(失敗)”を数回出しただけで、
「運が悪い」「才能がない」と言って、ダイスを置いてしまう。

だが、ホルモジは違う。
彼は“Infinite Game(無限ゲーム)”の視点で生きている。

“In infinite games, there are no winners and losers, only players and quitters.”

このゲームには、勝者も敗者もいない。
ただ、“続ける者”と“やめる者”がいるだけだ。

成功する人とは、何十回、何百回と“レッド”を出しても、
諦めずにまたダイスを振る人。
そして気づけば、いつの間にかグリーンの面が増えている。

人生も同じだ。
努力しても報われない日、誰にも見られない苦しい時間。

でも、それを“外れ”だと勘違いしてはいけない。
それは、まだ「レッドを出し切っていない途中」なだけだ。

辞めた瞬間が、ゲームオーバーだ。

成功とは、才能の勝負ではなく、“耐久のゲーム”
痛みを恐れず、目を逸らさずに立ち向かう者だけが、
次のステージを引き寄せる。

ダイスの比喩を映像で見せながら、ホルモジが語る“痛みと成長”の哲学。
何度も転んでも、また立ち上がる――その姿に、静かな炎が宿る。

退屈な日々こそ、最強の戦場

“Repetition is the father of skill.”
― Alex Hormozi

努力には、2種類ある。
“燃える努力”と、“積もる努力”。

前者は情熱的だ。
新しい挑戦、新しいツール、新しい刺激。
やる気に満ち、勢いがある。

でも、長くは続かない。
なぜなら、刺激はすぐに消えるから。

本当に結果を出すのは、後者だ。
地味で、単調で、飽きるほど同じことを繰り返す――“積もる努力”。
それを続けられる人間だけが、圧倒的な差をつくる。

ホルモジはこう語る。

「僕が最も稼げた時期は、ビジネスが一番退屈だった時期だった。」

成功はドラマチックではない。
むしろ、退屈で、静かで、無音だ。
毎日同じようにタスクをこなし、数字を見つめ、
昨日と同じ場所で、今日も前進する。

それは華やかさとは無縁の世界。
だが、その“退屈の反復”こそが、
技術を磨き、成果を積み上げ、人生を変えていく。

多くの人は「変化」を求めすぎる。
「新しいやり方」「別の仕組み」「効率化の裏技」。
けれど、本当に必要なのは「深めること」だ。

同じ作業を100回繰り返せば、
その中に“変化”は自然に見えてくる。

「また同じことか」ではなく、
「まだこの中に伸びしろがある」と思えた瞬間――
あなたは、もう勝っている。

退屈を嫌う人が消えていく中で、
退屈を愛せる人だけが残る。

そして、静かに“積もった努力”が、
やがて誰にも真似できない厚みに変わる。

退屈とは、努力が成果に変わるまでの“静寂”である。

勝者とは、“辞めなかった人”のこと

“You cannot make yourself exceptional and live a normal life.”
― Alex Hormozi

“If you quit, you lose.”

卓越とは、「普通を拒む勇気」だ。

周りが「バランスが大事だ」と言っても、
本気で生きたいなら、バランスなんていらない。
情熱を傾けたいものがあるなら、
それ以外を切り捨てる覚悟を持てばいい。

ホルモジは言う。

「Exceptional people live unbalanced lives.」

普通を捨てた人間だけが、普通では届かない場所へ行ける。
“安定”や“ほどほど”を求める声に耳を貸した瞬間、
あなたの炎は小さくなる。

人生は、誰が速く結果を出すかではない。

誰が最後までやり続けられるか

この一点に尽きる。

どれだけ赤(失敗)を引いても、
ダイスを振り続ける限り、いつか緑(成功)は出る。
成功した人の共通点は、たった一つ。

「辞めなかった」こと。

それだけだ。

情熱がなくても動け。
痛みに慣れろ。
退屈を愛せ。
効率を捨てろ。
量で殴れ。

そして、

“Do more. Get better. Never stop.”
この言葉を胸に刻め。

“勝つ”とは、
一度の成功を掴むことじゃない。
何度倒れても、何度でも立ち上がること。

If you quit, you lose.
― だから、まだ終わるな。
ホルモジの価値方程式:夢×確率/時間×負担で“売らずに売れる”を設計する【後編】

実装編:「買わない理由」を構造的に消すデザイン 前編では、ホルモジが示した「価値方程式(Value Equation)」と「Grand Slam Offer(グランドスラム・オファー)」の設計プロセス ...

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まっきー

「マキログ」は、身体を鍛え、心を整え、思考を磨く——そんな“日々の実験”を記録するブログです。 本の要約や海外インフルエンサーの翻訳を通して、内側から人生を整えていく感覚を綴っています。

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